太刀 肥前国住人忠吉 最も安い 初代忠吉 島津丸に十文字紋半太刀拵 薩摩藩 島津家伝来 〔検索:甲冑・兜・鎧・胴・佩楯・脛当・刀・脇差・短刀・槍〕

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カテゴリアンティーク、コレクション武具日本刀、刀剣刀、太刀状態目立った傷や汚れなし(詳細)【所 見】

種別:太刀銘文:肥前国住人忠吉(太刀銘)刃長:約六十九・七〇糎(センチメートル)有之反り:約一・三〇糎有之元幅:約三・四〇糎有之元重:約〇・七三糎有之先幅:約二・二一糎有之先重:約〇・五五糎有之重量:八百四十八・〇〇グラム有之釘孔:壱個刃文:中直ぐ刃に互の目交じり小沸良くつく地鉄:小板目肌良く詰み地沸が微塵につく時代:江戸時代元和頃備考:島津家伝来、島津家丸に十文字紋散らし半太刀拵(※切羽・栗型金物が脱落している)登録:東京都第112868号 昭和参拾七年拾月四日【特 徴】

現存希な所詮「住人銘」が刻銘された初代忠吉の一作である。初代忠吉は元亀三年に佐賀郡長瀬(現在の高瀬村)に生まれ本名を橋本新左衛門尉忠吉と称する。慶長新刀期を代表する名工でその才能を見出した肥前佐賀藩祖・鍋島直茂公に若くして高禄を持って召抱えられている。慶長元年二十五歳の時に藩命により一門の宗長と共に山城国の刀工・埋忠明寿のもとで学び慶長三年に帰国して佐賀城下に住し肥前佐賀藩の庇護のもとに大いに栄えた。元和十年に武蔵大掾を受領し名を忠広と改める。その作風は青江写し・志津写し等の古刀の姿を倣ったものがあるが慶長十年頃より小糠肌に直ぐ刃・湾れ刃・互の目丁子刃等を焼くようになり所謂肥前刀と呼ばれる作風を確立するに至り事実上の肥前刀の開祖とされている。寛永九年八月十五日没・享年六十一歳。位列は新刀最上作にして刃味も抜群との評価から最上大業物にも列位している。制作の時期により「五字忠銘」「秀岸銘」「住人銘」「忠広銘」に分かれ「肥前国住人忠吉」「肥前国忠吉」「肥前住忠吉」「肥前国住人武蔵大掾藤原忠広」「肥前国藤原忠広」等と刻銘する。本作は流石に肥前刀らしく姿形の良さに感心させられる堂々たる一振りで地鉄は小板目肌が良く詰み俗に言う肥前小糠肌となり地沸が微塵につき冴え渡り刃文は小沸良くついた中直ぐ刃で刃縁には金筋が絡み柔らかく足・葉・砂流しが働き匂口は抜群に冴えている。古雅な鎌倉鍔が目を引く薩摩島津家丸に十文字紋の散りばめられた半太刀拵が附帯しており本作に一層の華を添えている。鹿児島縣からの荷口であることと外装の意匠から考えても薩摩島津家所縁の一品であることが推察できる。高齢となり管理が難しいため蒐集家に是非ともお譲りしたい。※貴重な文化財として手入れ・保存が出来る御方のみご参加下さい。

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